脂肪幹細胞移植について

生着率格段アップの脂肪幹細胞移植は乳房再建の最新医療です

脂肪注入による豊胸手術は、人口のバッグを入れた時のような不自然さや危険性が少なく、異物を入れる事への抵抗がある方に人気の豊胸法です。さらに、身体に傷を付けなくても良いですし、気になる部分の脂肪を吸引出来るという魅力もあります。しかし、バストに脂肪を注入しても、生着する脂肪は半分にも満たなく、サイズダウンしてしまうばかりか、生着しなかった脂肪が石灰化してしまうという危険性があるのです。

そこで開発されたのが脂肪幹細胞移植です。これは、吸引した脂肪の半分から脂肪組織由来幹細胞を抽出し、脂肪を洗浄・不純物除去をした残り半分の脂肪と併せてバストに注入する方法です。米国サイトリ・セラビュークス社が皮下脂肪組織内の幹細胞を発見し、脂肪から幹細胞を抽出するセリューションシステムを開発したことで実現した画期的な方法であり、セリューション豊胸ともいわれています。

このセリューションシステムは、FDA(米国食品薬品局)認可とCE(EC品質基準)マークの認定を受けた唯一の幹細胞抽出の専用機器であり、乳房再建のための再生医療に用いられ、日本でも先進医療機関での実績を持っています。また、抽出に必要な特殊酵素も、同じく同社のものが唯一、FDAとCEの認可を受けています。

幹細胞には、IPS細胞(人口多能性細胞)、ES細胞(胚性幹細胞)、体性幹細胞があり、こうした医療に使われているのは、現在では体性幹細胞のみです。幹細胞というのは、何度も分裂し、色々な細胞に変化するという特徴があり、新しい細胞に分化したり、血管を新生させたりします。人間の失われた臓器や組織を作り出す、再生医療の核となる、重要な細胞であるといえるのです。ですから、バストに注入されると、バスト内で脂肪細胞にも血管にもなり、生着率が高くなるのです。

もちろんいくら生着率が高いとはいえ、完全ではなく、石灰化が起こることもあります。他にもコンデンスリッチ注入法など、さらに定着率を効率的にアップさせた脂肪注入法もありますが、やはり同様に100%安全というわけにはいきません。脂肪を吸引した部分の跡や不自然さなどの問題も多くみられます。バッグより安全だと言い切れないのが現状なのです。

手術を受ける前には、こうした最新機器・最新技術の整った病院を選び、術後のアフターケアも含めて、十分にカウンセリングを行うことが大切です。
(⇒豊胸手術に大切な病院選び
(⇒豊胸手術に大切なアフターケア

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