豊胸手術の怖いリスクであるバッグ破裂

確立は低くても不安は消えないバッグ破裂は豊胸手術の落とし穴

豊胸手術に使われるシリコンバッグは、現在最新技術が施され、安全性や感触の自然さがかなり高まっています。しかし、それでも100%安全なものはなく、身体に異物を入れる以上、様々な危険があるということを知っていただきたいと思います。

バッグ破裂という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。この言葉が最も有名になったのは、2011年12月に、ポリ・アンプラン・プロテ-ズ(PIP社)製のシリコンバッグが破裂したとの報道だと思います。

同社はシリコンバッグ製造での長い歴史を持っていましたが、破裂事故が多くて2010年に倒産していました。当時問題になったバッグは、医療用ではなく安価な工業用シリコンが使用されており、破裂して中身が漏れると炎症を起こし、乳がんの発癌性の疑いもあるというものでした。この時フランス政府は、その危険性からバッグの除去を勧告し、摘出費用に保険を適用するなどの対処をしています。

つまり、それだけバッグの破裂という事態は深刻なのです。このPIP社の場合は素材が素材なのでなおさらですが、中身が通常の医療用のものだとしても、破裂をすれば中身が漏れ、体内に散らばってしまうことになります。破損と違い、周囲以外にもシリコンが流れてしまうと、取り出しはかなり困難で、もちろん身体への悪影響は免れません。

実際は、シリコンバッグはとても丈夫なので、寿命を迎えるまで破損することも少ないですし、まして破裂することはまれです。しかし、中には強い衝撃によって破裂してしまう場合もありますし、授乳によって破裂してしまったという珍しいケースもあります。また、飛行機の気圧の変化で破裂してしまったというケースもありましたが、空輸されたシリコンバッグを使用している場合は、これは心配ないといえます。

しかし、いくら珍しいケースとはいえ、自分の胸がいつ破裂するのか分らないという不安を抱える女性は、かなりいらっしゃいます。いくら覚悟をして豊胸手術を受けても、実際に異物を身体に入れてみると、その不安感は大きいものです。耐えきれずにバッグの除去に踏み切る女性も少なくないことからも、その不安の大きさがうかがえます。

もしこれから豊胸手術をお考えの方がいらっしゃいましたら、そうしたこともよく考えた上で決めることをおすすめします。豊胸手術は自分にとって本当に必要か、また、どんな豊胸法が自分に合うのかといったことをよく考えてみるのは大切なことだといえるでしょう。

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