豊胸手術によって起こる感覚麻痺について

頻度は低くてもゼロじゃない!?感覚麻痺は豊胸手術のリスクです

バッグ挿入法による豊胸手術においては、異物を身体に埋め込むというものなので、身体に様々な悪影響が出ることは免れません。被膜拘縮を起こしたり、炎症を起こしたりといったリスクはかなりな確率で起こるので、皆様も御承知のことかと思います。こうした後遺症は、さらに見た目や感触の不自然さ、痛みやハレといった二次的な弊害をも招きます。

このような頻繁に起こるリスクの他にも、頻度は少ないものの、女性にとっては重大な後遺症として、感覚麻痺があります。広い範囲で完全知覚麻痺を起していない限りは、ほとんどの場合、時間が経てば感覚が戻るものですが、中には数カ月以上、もしくはずっと戻らない場合もあるのです。

感覚麻痺の起こる部分は主に乳頭から外側にかけての皮膚ですが、広範囲な場合には、胸・脇・腕などの皮膚感覚がマヒする場合もあり、かなり深刻なリスクだといえるでしょう。では、こうした感覚麻痺はなぜ起こるのでしょうか。

人口バッグを挿入する際には、バッグが中で動くことが出来るように、周りに空間を作ります。この時、一部の細かい神経を切断するのです。これらは時間が経てば元通りに感覚も戻りますが、この時大事な神経を傷つけてしまったり、神経が上手く戻らなかったりすると、感覚麻痺がおこるのです。

また、大胸筋下に挿入する場合、大胸筋を]R離する際に、肩から胸にかけての広い範囲の組織を傷付けることになります。この時にも細かい神経や血管を切断することになりますが、]R離範囲が広すぎたり、医師の技術が足りなかったりすると、やはり同じように大事な血管が傷付いてしまい、広い範囲で感覚麻痺が起こることがあるのです。

さらに、術後に感染症などを起こしたり、経過が悪かったりした場合にも、感覚麻痺を起す確立が高いとされています。バストの感覚が鈍くなってしまうのは、女性にとってショックなことだと思います。稀にしか起こりませんし、ほとんどがゆっくりと回復していくものですが、治る確証がないのはとても不安ですね。

豊胸手術には、やってみなければわからないような、様々なリスクが存在します。決して身体に良いものではないことをよく理解し、熟練した医師を選んで手術を受けることが大切なのです。

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