豊胸手術のリスクや失敗について

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豊胸手術はやっぱりバレる!?不安が付きまとう術後のバスト

豊胸手術をしたいとは思っても、不安や心配が色々あって、なかなか踏み切れないものだと思います。そういった心配の中でも、バレるのではないかということは、女性にとって非常に重大な問題でしょう。しかし正直にいってしまえば、どんな方法を選ぶにしろ、自然のバストでないのですから、バレる可能性は十分にあるでしょう。

バレる確率が高いのは、何といっても見た目と感触の不自然さだといえます。特にバッグを挿入した場合には、寝ても崩れなかったり、下着なしでも上を向いていたり、揺れなかったりと、普通に服を着ていればあまり気付かないとは思いますが、裸や下着・水着になると、見た目に不自然な場合があるでしょう。
(⇒極端な豊胸手術による見た目のアンバランス

次に気になるのは、感触ですが、挿入したバッグによるものの、大抵が自然のバストより固くなります。特に拘縮してしまうと明らかに触るとわかってしまいます。また、脂肪注入をした場合でも、石灰化した部分が固くしこりになってしまい、部分的に固くなるのでバレやすいでしょう。見ただけでは分らなくても、触るとかなりの確率でバレてしまうかもしれません。

また、全体のスタイルとのバランスによって不自然になってしまう場合もあります。特に、痩せていてバストの肉が薄い人がバッグを入れると、バッグの形がくっきり分ってしまうので、バッグの大きさや挿入法などをよく相談することが大切です。

こうしたバストの形や大きさの他にも、バッグを挿入した際の傷跡でもバレることはあります。特に、知識のある方ですと、脇下の傷跡を見て分ってしまうでしょう。これも普段洋服を着ていれば気にすることは無くても、下着や水着になれば目立ってしまう場合もあります。

その他にも、レントゲンにはバッグの白い影が映ってしまいますし、触診などでも医師には分ってしまうため、健康診断でバレてしまうこともあります。しかし、この場合は、守秘義務によって周りにバレることはないので、あまり心配しなくても良いでしょう。

このように、豊胸手術後には、バレないかという不安が常に付きまとうものです。医師の技術やアフターケアによっては、ほとんど分らない場合もあり、バレないことも多いのですが、やはり心配な気持ちは消えないと思います。コンプレックスを失くすために豊胸手術を受けても、新たなコンプレックスを増やしてしまっては意味がありません。受ける前に、豊胸手術によるメリット・デメリットを良く考え、十分にカウンセリングなどを行うようにしましょう。

脂肪を再生させれば生着率もアップ!最先端の豊胸手術とは

豊胸手術のひとつに、脂肪注入法がありますが、これに再生医療を施したものとして、脂肪幹細胞移植があります。脂肪注入法というのは、バッグ挿入法のように人工物を身体に入れることによる不安やリスクがなく、仕上がりも自然です。自分の脂肪を入れるので安心ですね。

しかし、脂肪というのは、血管から栄養分をもらい生きています。取り出したままの脂肪は血管が惹きはがされた状態なので、そのまま注入しても、すぐに再生されないまま死んでしまいます。そこで、脂肪を再生させ、注入後に高い生着率を上げる方法が脂肪幹細胞移植なのです。

脂肪にくっついている脂肪幹細胞は、新しい細胞に変化したり、血液を新生する働きがあります。この細胞を注入することで、脂肪を分化し、血管となってバストに生着してくれるのです。この脂肪幹細胞を培養移植する方法としては、生体内培養と生体外培養があります。

生体内培養の方法は、まず吸引した脂肪から遠心分離機によって不純物を除去し、濃縮された健全な脂肪幹細胞を抽出します。また、採取した血液から繊維芽細胞や血小板などの成長因子を抽出します。この2つと残りの脂肪を分散させてバストに注入し、バスト内で成長・生着させるのです。

生体外培養の方法は、少量の脂肪から脂肪幹細胞を、そして血液から成長因子を取り出し、約1カ月培養します。培養が確認出来たら、脂肪を吸引し、培養した脂肪幹細胞を加えてバストに注入します。つまり、脂肪幹細胞と脂肪を注入してから、バスト内で培養する方法と、培養させた脂肪幹細胞を脂肪に加えて注入するという方法の2つが、再生による豊胸手術というものなのです。

生体内培養の場合は、脂肪を吸引してすぐに注入出来るため、施術は一日で済みますし、異物混入のリスクも少なくて済みます。しかし、分散させて注入するためには高い技術を必要とします。生体外培養の場合は、脂肪の培養を確認してから注入出来る安心はありますが、培養するのに日にちが掛かることと、培養の為の無菌室等の設備を必要とします。

どちらにしろ、再生技術による豊胸手術は、往来の脂肪注入法とは違い、注入した脂肪の生着率が非常に高いため、石灰化のリスクはかなり軽減され、またバストのサイズダウンも少なくなりました。何より自分の脂肪による自然さと安心感は、バッグ挿入に比べてはるかに良いといえるでしょう。まだまだ未知の部分は大きいものの、再生による豊胸手術は、豊胸手術に迷う女性にとって、選択の余地が十分にあるものではないでしょうか。

豊胸手術での壊死は必然!?最新技術での軽減に期待大です

豊胸手術の中でも、脂肪注入法というのは、体内に異物を入れたり、身体にメスを入れることなく豊胸が出来るため、人気が高まりつつある方法です。さらに脂肪注入によって、気になる部分の痩身が出来ることも、人気のひとつとなっているでしょう。

しかし、この脂肪注入法にも、やはりリスクはあります。それは、注入した細胞のうち、生着しなかったものが壊死してしまうということです。壊死というのは、体内の細胞が何らかの原因によって破壊され、死んでしまうため、機能を失うことであり、一般的に怖いイメージがあると思いますが、豊胸手術において起こる壊死は、それほど重大な問題にはなりません。

壊死した脂肪組織の周りで慢性的な炎症が起きると、痛みやハレが生じ、対処が必要となりますが、基本的に壊死した脂肪自体はやがて吸収されてしまうため、特に処置は必要としないのが普通です。しかし、吸収されてしまうために、その分バストが小さくなってしまうという問題はあります。これはこの豊胸法においての大きなデメリットでしょう。

また、壊死や石灰化によってしこりになった部分は、乳がんと誤診されやすく、乳がんの早期発見が出来なかったり、検診を怠りがちになるなどの間接的な問題もあります。出来れば豊胸手術をした病院で定期検診を受けられるかどうかを確認しておくのが良いでしょう。

では、このような壊死を防ぐことは出来ないのでしょうか。最近の脂肪注入法では、最新技術の発達により、往来のように抽出した脂肪をそのまま注入するのではなく、半分の脂肪から脂肪幹細胞を取り出し、残りの脂肪と混ぜて注入する方法や、ウェイトフィルターで濃縮し生成された新鮮なコンデンスリッチファットだけを注入する方法が開発され、壊死のリスクをかなり軽減することが可能となりました。

ですから、もし脂肪注入法での豊胸手術をお考えの方でしたら、是非こうした最新技術を取り入れたものをおすすめします。特にコンデンスリッチ法は、現在では最も生着率が高いので、壊死の危険性もかなり少なく、そのためバストの大きさも保たれます。ただ、ちゃんとした資格を持たずにこうした看板を掲げている病院もありますので、「FDA承認の機器の導入」や、「CRF協会の認可を受けた医師が行なっているか」などを、よく確認したうえで、こうした技術を持つ病院を選ぶことが大切です。

バッグの除去は簡単じゃない!リスクも考えたうえで豊胸手術を

人口バッグを挿入して豊胸手術を受けた方にとって、一番の心配は、いずれまたバッグを取り出さなくてはならないということではないでしょうか。豊胸バッグの寿命は、約10年といわれています。最新のシリコンバッグでは、高性能なものが多く、寿命も延びてはいますが、実は単に寿命に限らず、バッグの除去を行う方も大勢いらっしゃいます。

その原因としては、バッグの破損や変形、また、ズレやリップリング(しわ・ねじれ・ひずみ)などがあります。もちろん仕上がりに満足出来なくて除去される方も少なくありません。また、バッグ挿入の際の最大のトラブルである拘縮がひどく、炎症が治まらなかったり、見た目が不自然になってしまった場合にもバッグ除去が余儀なくされてしまいます。

このようなバストのトラブルだけでなく、人工物を身体に入れているという不安感や異物感に悩まされたり、がん検診が受けられない、バレるのが心配といった、精神的な重圧や嫌悪感からも、バッグ除去を決心する場合もあります。

バッグ除去と一言で言っても、周囲の繊維と癒着したバッグを取り出すには、残留物をキレイに取り除くのに高い技術と丁寧な手術が必要になります。簡単に済むと説明を受ける場合は多いのですが、そういう病院では、逆に綺麗に取り出してくれるのか不安な部分がありますね。

ちなみにカプセル拘縮によってバッグ除去する場合は、周囲と癒着した被膜が、乳腺などを傷つけないよう、被膜のカプセルは除去せず、バッグのみ取り出します。残ったカプセルは徐々に吸収され、自然になくなっていきます。例外として、あまりに拘縮による炎症がひどかったり、バッグの入れ替えのために必要な場合は、カプセルの除去もやむを得ません。

バッグ除去の方法としては、脇下か、破損・変形のひどい場合は乳房下を切開し、取り出します。つまり、再び挿入部分と別の場所を切開することになります。これは女性にとって心身ともにかなり負担が大きいものではないでしょうか。そして除去手術後は、もちろんハレや痛みがあります。挿入した時ほどの痛みはないにしろ、身体にメスを入れるのですから、やはり痛みもあれば、ダウンタイムも十分に必要があるので注意しましょう。

また、バッグ除去後のバストは委縮しがちといわれていますので、サイズダウンや変形の可能性もゼロではないことも覚悟をしておかねばなりません。バッグはいつかは除去しなければならないこと、そして、気に入らなければ除去すれば良いという簡単なものではないことをよく理解しましょう。そうしたリスクも考えたうえで、豊胸をされることが必要でしょう。

確立は低くても不安は消えないバッグ破裂は豊胸手術の落とし穴

豊胸手術に使われるシリコンバッグは、現在最新技術が施され、安全性や感触の自然さがかなり高まっています。しかし、それでも100%安全なものはなく、身体に異物を入れる以上、様々な危険があるということを知っていただきたいと思います。

バッグ破裂という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。この言葉が最も有名になったのは、2011年12月に、ポリ・アンプラン・プロテ-ズ(PIP社)製のシリコンバッグが破裂したとの報道だと思います。

同社はシリコンバッグ製造での長い歴史を持っていましたが、破裂事故が多くて2010年に倒産していました。当時問題になったバッグは、医療用ではなく安価な工業用シリコンが使用されており、破裂して中身が漏れると炎症を起こし、乳がんの発癌性の疑いもあるというものでした。この時フランス政府は、その危険性からバッグの除去を勧告し、摘出費用に保険を適用するなどの対処をしています。

つまり、それだけバッグの破裂という事態は深刻なのです。このPIP社の場合は素材が素材なのでなおさらですが、中身が通常の医療用のものだとしても、破裂をすれば中身が漏れ、体内に散らばってしまうことになります。破損と違い、周囲以外にもシリコンが流れてしまうと、取り出しはかなり困難で、もちろん身体への悪影響は免れません。

実際は、シリコンバッグはとても丈夫なので、寿命を迎えるまで破損することも少ないですし、まして破裂することはまれです。しかし、中には強い衝撃によって破裂してしまう場合もありますし、授乳によって破裂してしまったという珍しいケースもあります。また、飛行機の気圧の変化で破裂してしまったというケースもありましたが、空輸されたシリコンバッグを使用している場合は、これは心配ないといえます。

しかし、いくら珍しいケースとはいえ、自分の胸がいつ破裂するのか分らないという不安を抱える女性は、かなりいらっしゃいます。いくら覚悟をして豊胸手術を受けても、実際に異物を身体に入れてみると、その不安感は大きいものです。耐えきれずにバッグの除去に踏み切る女性も少なくないことからも、その不安の大きさがうかがえます。

もしこれから豊胸手術をお考えの方がいらっしゃいましたら、そうしたこともよく考えた上で決めることをおすすめします。豊胸手術は自分にとって本当に必要か、また、どんな豊胸法が自分に合うのかといったことをよく考えてみるのは大切なことだといえるでしょう。

豊胸手術の最大のトラブル拘縮はこうして防ごう!

豊胸手術をお考えの方にとって、一番心配なのは術後のトラブルですね。その中でも最も多く問題になるのが、バッグを挿入した際の拘縮ではないでしょうか。シリコンなどの人口バッグを挿入すると、異物に対する身体の免疫反応が働きます。

この免疫反応というのは、排除できる異物は体外へ排出させますが、排除できない異物は、他の器官に影響しないよう、周囲に繊維の膜を作って小さく圧迫しようとします。ですからバッグの周りにも膜を作り、これが厚く硬くなることを被膜拘縮といい、カプセル状にバッグを閉じ込めることから、カプセル拘縮と呼ばれます。

バッグは自然な動きが出来るよう、周りに空間をもって挿入していますが、この拘縮が起きることで、バッグが動けなくなり、固く不自然なバストになってしまいます。炎症のひとつなので、ハレや痛み、違和感なども伴い、見た目だけでなく、身体にもつらい場合があります。

この拘縮を防ぐには、炎症を抑える薬とマッサージがあります。特にマッサージはとても大切で、これが十分でないと、拘縮がひどくなってしまいますし、一度ひどくなってしまった拘縮は元に戻りにくいのです。ですから、マッサージなどのアフターケアをしっかりと行ってくれる病院を選びましょう。

また、シリコンバッグには表面がツルツルのスムースタイプと、ザラザラのテクスチャードタイプがありますが、このテクスチャードタイプのバッグは特殊加工により拘縮が起きにくくなっています。挿入しにくいという欠点はあるものの、マッサージをしなくても拘縮が起きないというメリットは大きいと思います。こうしたバッグを選択するのもひとつの方法でしょう。
(⇒シリコンバッグの種類について

そして挿入場所も、大胸筋下と乳腺下が主流ですが、今は乳腺と大胸筋の間にある筋膜下に挿入する方法もあります。大胸筋下に比べて身体への負担も少なく、乳腺下にくらべて見た目も感触も自然であることから人気も高まっていますが、実は拘縮も起こりにくいというメリットもあるのです。こうした選択も拘縮を避けるのに効果的だと思います。

このように拘縮は、豊胸手術において最も起こりやすいトラブルであり、ひどければバッグの摘出を行わなければなりませんが、最新技術の発達によって、かなり軽減されています。拘縮が起こりにくい手術の選択と、術後のしっかりしたアフターケアによって、しっかり防ぐことが大切なのです。

豊胸手術を受けると自殺が多い!?その理由と事実を探る

豊胸手術に興味をお持ちの方であれば、耳にされたこともあるかもしれませんが、豊胸手術をした女性は自殺率が高いといわれています。それは本当でしょうか。大規模に調査を行った国はスウェーデン・フィンランドで、その結果では、ともに通常女性に比べ、豊胸手術をした人の自殺率は約3倍高いという結果が出ています。また、NIC(米国立がん研究所)が2001年に調査した結果では5%増しというデータが出ました。

さらに有名なものでは、アメリカのローレン・リップワース医師の研究チームが調査した結果で、豊胸手術を受けたたスウェーデン女性約3500人中、24人が自殺したという衝撃的な結果を美容外科雑誌で発表しています。もちろんこうした結果が、豊胸したために自殺したという結果にそのまま繋がるとはいえませんが、ある程度自殺率が高いということは否定出来ないかもしれません。

豊胸手術を受ける女性には、もともと悩みを抱える性格の人が多いというのも一因でしょう。コンプレックスを抱える人は、それなりに自意識も過剰気味の場合が多く、結果豊胸手術に踏み切る人が多いのです。また、豊胸をすれば幸せになれると思って受けたのに、実際には上手くいかず、絶望する人も居るでしょう。精神不安定な人が、豊胸手術を受けたことによって、さらに不安を抱える要素を増やしてしまうのかもしれません。

単に、身体に異物が入っていることに対する不安だけでなく、手術を受けたことがバレないかという不安、将来豊胸したバストがどうなるのかという不安など、豊胸手術を受けたことによって、様々な不安を感じるものです。精神的に追い詰められる人も少なくありません。それが自殺に繋がるというのも考えられるのではないでしょうか。

また、豊胸手術には多くの失敗例や後遺症があります。見た目がいびつだったり、感触が不自然だったり、傷跡が残ってしまったりといった失敗は、美しくなることを願って手術を受けた女性にとって、かなりショックなことだと思います。また、拘縮・石灰化・感染症など、様々な後遺症に悩まされる人も多いでしょう。こうしたダメージが、精神的に絶望を与えたとしても不思議ではありませんね。
(⇒豊胸手術における失敗例
(⇒豊胸手術における後遺症

こういったことをみると、豊胸手術をした人の自殺率が高いというのも、ある程度は事実に基づいた結果だと思います。手術を受ける前には、こうした結果もよく踏まえた上で、決心する必要があるといえるでしょう。

豊胸手術をすると発癌性が高まるか!?の疑問に答える

以前から、豊胸手術と発癌性との関係はよく取り上げられてきましたが、実際のところはどうなのでしょうか。シリコンバッグを挿入すると発癌性が高くなるというのは、シリコンバッグが開発されてから疑問視され、1992年には、安全確認のためいったん使用中止となりました。しかし、2006年には発癌との因果関係は否定され、再び豊胸手術の要となったのです。

乳がんというのは、そもそも乳腺組織から発生するものなので、結論から言うと、シリコンバッグを挿入したからといって、発癌性が高まるということはないでしょう。しかし、異物を入れているわけですから、炎症や拘縮などのリスクも大きく、それが全く乳がん発生と関係ないとは言い切れないかもしれません。

例えば、2011年12月に、ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社製のシリコンバッグが破れ、炎症や発癌の恐れがあるとして、フランスが摘出を勧告するという事件がありました。この会社は2010年に倒産していますが、医療用ではなく工業用のシリコンを使用したバッグを大量に販売していたのです。日本にも輸出されていたことで、不安に感じた方もいらっしゃるでしょう。フランス政府は摘出費用に保険を適用させるなどの対応をし、除去勧告をしました。そして同社創始者であるジャンクロード・マス容疑者は国際手配され、ほどなく拘束されました。

こうした事実があると、体内で破損し、中身が流出した場合、乳腺組織への影響が全く無いとは言い切れませんが、通常はFDA(アメリカ食品医薬品局)認可の医療用シリコンを使用しているので、その他のリスクは考えられても、まず発癌性においては大丈夫だといえるでしょう。それでも豊胸手術の経験者に乳がん発生が高いとすれば、それは早期発見が遅れるためではないかとされています。

現在、乳がんの早期発見に最も効果のある検査はマンモグラフィーですが、人口バッグを挿入すると、変形や破損の恐れから、受ける事は出来ません。乳がん検診は主に触診と超音波のみになります。マンモグラフィーほどの精密さがないため、初期の乳がんが見落とされる場合もあるのです。

脂肪注入による豊胸手術をした場合であればマンモグラフィーでの検査は可能ですが、脂肪腫や石灰化した部分が乳がんと識別されにくく、診断の妨げになったり、誤診されたりといった問題があります。いずれの場合にせよ、乳がん検診が通常よりは正確に出来ないというのが事実なのです。

また、このような検査を受ける際には、豊胸手術を受けていることを申告しなければならず、バレるのが嫌だという気持ちから、どうしても検査が億劫になり、怠ってしまう方もいるでしょう。こういった問題が、豊胸手術と発癌性に関係しているのかもしれません。

豊胸手術後はマンモグラフィー以外の乳癌検診をキチンと受けましょう

女性にとって乳がんへの心配は大きく、乳がん検診をキチンと受ける女性が増えています。羅漢率が増え、乳房を失う女性が増えたことで、乳がん予防への認識が高まったからだといえるでしょう。乳がん検診の最も精密な検査はマンモグラフィーです。専用の機器によって、乳房を2枚の圧迫板で強く挟み、X腺撮影をする検査です。圧迫することで重なっている組織を広げ、精密な検査が出来るため、乳がんの早期発見が可能となりました。

では、豊胸手術をした場合、このマンモグラフィーでの検査は出来るのでしょうか。病院によっては出来ると説明のある場合がありますが、バッグを挿入した場合は、基本的には出来ません。マンモグラフィーを受けたことのある方ならおわかりでしょうが、乳房がかなり平らになるほど強く圧迫します。人口バッグを同じように圧迫すれば、まず変形や破損が起こるでしょう。ほとんどの病院や検査機関でも、豊胸手術をした人のマンモグラフィーは断っています。

ですから、バッグを挿入した場合の乳がん検診は、触診と超音波エコーになります。MRIもありますが、高額ですし、どの病院でもしてくれるものではありません。また、豊胸手術をした病院でなら、マンモグラフィー検査をしてくれる場合もありますが、どの病院にも設備があるわけではありませんし、出来たとしても、正確な結果は期待出来ません。

また、脂肪注入の場合でしたら、豊胸手術後もマンモグラフィーが受けられます。しかし、石灰化した部分や脂肪腫が乳がんと識別されにくく、誤診される場合もあります。

豊胸手術をすると、このように乳がん検診に支障が現れることから、億劫になって検診を怠る方もいらっしゃいます。また、申告するのが嫌だったり、バレるのが嫌で、集団検診などが負担になる方もいらっしゃいます。そのため、早期発見が遅れてしまうケースも少なくありません。豊胸手術をしたからといって乳がんになることは無くても、こうして検診をキチンと出来ないことによる発見の遅れが、乳がん発生の原因となっているようです。

ですから、豊胸手術をされる場合は、あらかじめ手術後も乳がんの定期検診をしてくれる病院を選ぶのがベストでしょう。手術を受けた病院でなら、安心して検査してもらうことが出来ますし、また術後のバストの経過も診てもらうことも出来ますね。病院選びのポイントのひとつに挙げておくと良いかもしれません。

脂肪吸引にもトラブルが?見逃されがちな豊胸手術のリスクです

人気の豊胸手術のひとつに脂肪注入法がありますが、この手術を行うには、まず脂肪吸引をしなくてはなりません。気になる部分の痩身も兼ねているこの脂肪吸引ですが、実はこの脂肪吸引に関するトラブルはかなり多く見られます。まず、脂肪吸引というのは、カニューレという2~4ミリほどの管を皮膚に差し込んで吸引するもので、差し込み部分を管の太さの分切開し、吸引後に1、2針の縫合をします。

お腹から吸引する場合はおへその中やわき腹を、脚から吸引する場合はビキニラインや膝の裏のしわに沿って切開します。よくバッグ挿入法と違って、メスを入れない豊胸手術といわれますが、実は小さいながらも傷を付けるわけです。出来るだけ目立たない箇所を吸引部に選びますが、それでも中には傷跡が残ったり、目立ったりといったトラブルもあります。
(⇒豊胸手術における傷跡

また、脂肪吸引によるトラブルで最も多いのが、吸引部分のデコボコです。脂肪吸引には、どこからどの程度の吸引を行うかという判断と、実際に吸引していくうえでの高い技術が必要になります。つまり、熟練した医師でないと、均一に吸入出来ずにデコボコになってしまうのです。さらに、脂肪層の厚みを正確に読み取ることが出来ない医師だと、脂肪を取り過ぎて、皮下組織に傷を付けてしまいます。

吸引する脂肪の皮下組織には、血管や神経がたくさん通っていますから、こうした組織に傷がついてしまいますと、多量出血や知覚麻痺にまで至る可能性もあります。実はかなり危険が伴うこともよく理解しておく必要があるのです。

豊胸効果のうえに、痩身効果も期待出来るので、女性にとって脂肪注入法は大変有効なものだと思いますが、一見見逃されがちな脂肪吸引の際にも、こうしたトラブルの数々があることを頭において、カウンセリングを受けましょう。豊胸部分だけでなく、吸引部分の場所や方法、吸引後のダウンタイムやアフターケアなども、信頼出来る医師と、事前によく相談することが必要なのです。

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