豊胸手術の歴史

豊胸手術はいつから始まったの?歴史を知って考えること

豊かなバストへの憧れは、昔からありました。日本では、着物から洋服への変化によって、バストの大きさが気になるようになったとされています。豊胸手術の歴史は1950年代にパラフィンやシリコンを注入するという形で始まりましたが、それ以前にも、パラフィンを注射する方法は一部の女性に行われていたようです。

パラフィンとは、石油を原料とした炭水化物化合物で、とても身体に良い物ではありません。そのため、この時代の豊胸後には、感染症や、注入部の組織の破損・炎症が数多く見られていました。

世界で初めてシリコンバッグを挿入したのは、1963年のことです。その後、このシリコンバッグ挿入が人気となったものの、バッグの拘縮・中身の漏れ・バッグの破損が多発し、それが乳がんを引き起こしたり、組織に癒着して危険などの理由で、1992年には一度、シリコンバッグが禁止となりました。

その後登場したのが、現在でも使用されている生理食塩水バッグです。そして、現代に主流となっている、コヒ―シブシリコンバッグやハイドロジェルバッグが次々に開発されてきたのです。

こうした豊胸手術の始まりは、もともとは乳房を切除した女性の為の「乳房再建術」でした。その始まりは1893年だとされています。その医療技術から始まったのが、豊胸手術なのです。日本では、1980年頃から普及し始めました。

1987年には、脂肪吸引法も開発されましたが、注入した脂肪がうまく定着せずに、石灰化する部分が多く、それが乳がんにも繋がる危険性があるとされ、あまり人気とはならなかったのが実情です。現在でも他国においてはバッグ挿入法が主流であり、日本ほど脂肪注入法は行われていません。

このように、豊かで美しいバストは、いつの時代も変わらず女性の願望であったようです。ただ豊胸手術の歴史は、こうしてその都度問題が生じて発展してきたわけですから、現在でももちろん完全であるとはいえません。この先、今使用されているバッグが問題になる可能性も否定は出来ないでしょう。そうしたことも頭に入れていただき、後悔の無いように受けることが大切なのです。

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